11
9月
2015
光。
ずいぶんと長い間、雨が続きましたね。
先日は予想以上の雨量に私も驚きましたが、もっとずっと不安や恐怖を抱えた方々がいらっしゃると思うと、胸が痛くなります。
どうか今は、安堵の中で過ごしていらっしゃいますように。
久しぶりに、晴れた空を見上げた。
いつの間にか雲は鱗状に波打っていて、季節がひとつ移り変わったことを教えてくれます。
ややクリアで、優しい光が降りてくる。
いつも歩く川沿いの道。
燦々と陽を浴びて、キラキラしてる。
マゼンダ色の百日紅の花も、もう散りはじめた桜の葉も、青く塗られた橋の欄干も、
強烈な色彩として目に飛び込んでくる。
発色もコントラストも少しキツく感じて、思わず目を細めます。
しばらく続いたモノクロームな景色に、きっと目が慣れてしまっていたのね。
光が、色を映す。
照らされて初めて、彩りを放つんだ。
光がなければ色を知ることはないのだと、改めて実感した朝でした。
Chie*
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