影絵の世界
ちょっと前にBSでやっていて録画しておいた
『プリンス&プリンセス』を観てました。
光と影が織り成す幻想的な影絵の世界は、本当にロマンティック。
今でも頻繁に“空想ごっこ”に浸る私には、うってつけの素材だわ。
美しさと共に、ノスタルジックな切なさも背中合わせで
シクシクと胸が痛む感じ。なんて言ったらいいの?
輪郭しか見えないというのは、ドキドキするほど想像力をかき立てられます。
どんな顔でどんな表情をしてるんだろう?
どんなドレスで何色なんだろう??
一瞬たりとも目が離せないくらい、惹き込まれてしまう。
なんでもかんでも“情報”があればいいってもんじゃない。
お金をかけて細部まで作り込まれた作品も素晴らしいと思うけど、
見る側、聴く側に想像する余地を与えてくれる作品って大好きです。
小さな子供たちの瞳が生き生きとしているのは、
色々なことをもっともっと知りたくて、好奇心と想像力に満ち溢れているから。
そんな頃の自分の気持ちも、観ていて思い出した。
私はまだまだ、‘こっち’にいたいよ。
いつまでも。
chie.