05
7月
2010
自然が紡ぐ音。
急に勢いを増した、雨音。
開けていた窓からふわぁっと、湿った少し涼しい風が舞い込む。
でも雨も一緒に吹き込むから仕方なく半分、閉める。
自然が紡ぎ出す音は、やはり身体によく馴染みます。
雨に打たれること。
風にさらされること。
陽に照らされること。
海に抱かれること。
そうしようと思っても、色々な事情でそうはいかない。
濡れちゃうからとか、焼けちゃうからとかね。
大自然を前にすると、私なんて小さな小さな、ただのひとつ。
終われば土に還るだけの、“なんでもない”存在。
それをちゃんと実感するために、時々は身を浸したいと思う。
人間はちっとも特別なんかじゃないということを、肝に命じて。
・・・あぁ。
気持ちよく抜けた景色が見たいナ。
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