01
9月
2012
斑の空。
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見上げると、斑の空。
灰色の雲がゆっくりとアメーバ運動を繰り返し、時折強い雨を降らせる。
雨粒はテラスの地面に、半球体の泡を無数に作り出す。
昨日までジリジリと焼かれた熱はサッと奪われて、
私が作ったコロニーから、小さなカタツムリが様子を伺いながら出てくる。
窓の外の世界は、本当に飽きないね。
地球が呼吸するリズムは、人間にも合っている。
雨音を聞きながら、横になってウトウトするのは至福だわ。
パン酵母をまた起こしたいな、なんて思う。同じリズムだもの。
こんな時間は久しぶりだなぁ。。
夏から秋へ移る時期は、毎年寂しくて寂しくて心がシュンとしてしまうけど、
それは空や風や空気や光が、とても美しく姿を変えるからです。
だから、目を離さないでいたいな。
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