オトナへの道
まだ10代だった頃。
“いつまでもコドモみたいなオトナになりたい”
それが理想の大人像だった。
本当に“コドモみたいなオトナ”になってしまった今、
これで良かったのだろうか、という疑問と
だってしょうがないジャン、という諦めが複雑に絡む。
日々、キャッキャキャッキャと過ごしている私。
子供の頃から好きだった歌を、好きなように歌い。
相変わらずモノはよくなくすし、計画性はまるでナシ。
空想に耽り、頭に浮かんだことを考えもせずに口にする始末。
たまに本気で呆れて、そして落ち込む。
でも。
他人の痛みは、わかるよ。
許すということを、知ってるよ。
理解しようと、歩み寄れるよ。
人間の感情を、決して見くびったりしない。
想像を遥かに超えることがこの世にあることも、たぶんわかってる。
命が消えても人を愛せる、自信はあるね。
あの頃は身に付いていなかった感覚が、ちょっとだけどある。
プラマイ・ゼロってとこかな。
でもまぁ人生、長いタームで見たら、まだまだコドモなのでしょう。
オトナへの道は、遠い。
あなたは、理想のオトナになってますか?