30
10月
2009
補充。
多摩川の河川敷に、寄り道。
子供の頃から足を運んだこの場所には、思い出もいっぱいなんです。
凧揚げしたり、マラソン大会も球技大会もここでした。
逆光に透かされたススキの穂は、キラキラ光る。
頭上で旋回する2羽のトンビが、私の顔に時々、陰を作ります。
ぴゅるるぅという鳴き声と、川のせせらぎはずっと聞いていたくなるね。
余計な音は、何一つない。
好きだった男の子の野球部の練習を、コッソリ観に来たっけ。
自転車を止めて、土手の上から、彼の姿を探すのが精一杯でした。
遠くて遠くて、届かなかった恋の記憶。
横田基地の方面から、飛行機が。
このあとに、もう1基。
歩ける道なんてなくても、かき分けて入っていった。
服にはたくさんの草の種がくっついちゃうんだよね。
そんなことに躊躇してしまうようになるのは、いつ頃からなのかな?
今の日常に足りないものを少し、補充してきました。
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