ニッポンの日曜の夜。
『サザエさん』に求めるものは、今時あり得ないほどのリアリティ。
変わらない何かを確認することで、安心する。
そのために、いつだって抜群の安定感を誇っていて欲しいのです。
話の冒頭からカツオくんのイガグリ頭がボーボーだった場合、
あぁこの回は散髪に行くのねなんて、事の成り行きを見守ったり。
鏡台の前でおろした髪に櫛を入れているおフネさんの姿に、ハッと“女”を感じたり。
波平さんに気を遣うマスオさんの肩身の狭さを思い、胃がキリキリしたり。
学校で起きたことが、家に帰るとなぜかもうサザエさんの耳に入っていることに、
この街の情報網にかかっては、プライバシーもへったくれもないなと恐れおののき。
(※情報提供:花沢花子)
色々あるけど、ちゃぶ台を囲んで家族全員がワハハと笑うシルエットを
庭から覗き見て、確認する。そして安心するのです。
だからね。
特番的な、イレギュラーな回っていうのは、イマイチしっくりこないなぁ、と。
そんな。
どうでもいいような、でも実はちょっと大切なような、ニッポンの日曜の夜。
今日はふらりと寄った近所のセールで、サンプルの長靴を300円(!)でゲットしたよ。
可愛くて即買いだったけど、シューズボックスには花柄の長靴が3足・・・。
いつ雨が降っても大丈夫です。
矢でも鉄砲でも、持ってこいってんだ!