夜の底に。

時々。
夜の底にスィーーーっと吸い込まれるように、寂しくなる時がある。

なぁんだろ。
友達も家族も、今日すれ違った知らない人たちさえも、
それぞれの時を刻んで生きていて、どんどん遠くなっていく。
ひとりぼっちみたい。わぁって、泣きたいな。なんて。

ない？そういう時。

寂しいと思う気持ちは、何かを欲してるから、湧いてくるんだろう。
誰かに会いたいとか、話を聞いて欲しいとか、そばにいて欲しいとか。
今足りないものを、求める気持ちなんじゃないかな。

でもそんな感情こそ、何かを生むような気がするの。
歌や言葉に込めることで、外へ出ていって、やがて浄化される。

だからこんな気持ちになるってことは、ある意味、調子がいいぞと。
きたきたきた。って思うことにしてる。
あいにく寂しがりやなもんでね、不自由はしなそうだな。

私には必要なんだろう。
そうだろう。