雨夜の月
人差し指でなぞる窓
隙間から覗く雨景色
あなたは きっと
いまごろ きっと
水音のリズムに傾け
溜息ひとつ雨夜の月
わたしは ずっと
こうして ずっと
雨や月や星や雲や。
想いを馳せれば、無限に広がっていく。
なのに。
だのに。
なぜ。
月と太陽が、同じ“ひとつ”だと真顔で思ってる人が、いた。
三十路手前の、いいオトナのオトコだ。
ショックでかいぞ、これは。。
てことはアレかな?
夕暮れ時に「あ、もうこんな時間!」って、くるっと裏返るってことかな?
振り向きざまが三日月だとか、そういうことか。
だとすると大忙しだと思うけど、地球のもう半分はどうしているんだろう。
ということはだよ。
日食だの月食だのも、おかしな話になってくるよ。
ドラえもんが自分の四次元ポケットにムリヤリ入る、アレと一緒?
(※結果ポケットだけがその場に残るという、アメージングイリュージョン。)
昨年は世界的な盛り上がりを見せたんだけど、気にかけてなかったんだねぇ。
丸くて明るいという点で、似てるっちゃぁ似てるけどもさ。
“もう中”に図解で丁寧に説明してもらったらどうか。
「タメになったねぇ〜〜!」だよ。
・・・いやいや、笑った。
そんな話をしてたら、空を見上げて感嘆する自分がちょっとバカバカしくなったけど。
でも縛りのない自由な発想や思想は、好きだよ。
どうせ常識からなんて、もうたいしたものは生まれないんだから。
雨上がりの夜空いっぱいに、星をつなげて物語を描いた古代人の
その豊かな感性を今、味わってみたいと思う。