色気とは。
色気とは、何か。
ふと考える。
例えば、弾けるような若さとか、大きなおっぱいとかさ。
そういう抗えないものに、色気の根源なんてないよね。(そう信じたい)
好きな人が出来たりして、いつ目に留まってもいいように念入りに身支度をする。
同じ空間にその人がいれば、ドキドキしながらシャンと背を伸ばす。
身のこなしのひとつひとつに気を遣い、カンペキに装っているつもりなのに、
彼を見つめる時だけは、とても無防備な表情になってしまう。
気づいて欲しいような、気づかれたくないようなもどかしさ。
きゃーーー!
カワイイに決まってますよ、そんな女の子。
そういう、内側から匂い立つようなものよね。
“色香”とは、まさに。
“モテたい”なんて気持ちが先走って、胸元を大きく開けて谷間を強調したり、
スカートの丈を5cm短くしたり、リップグロスを塗りたくってもダメ。
グロスって、キスをする時すごくジャマになるのよ?
上までボタンを留めたシャツに隠された、上下お揃いの新しい下着のことや、
寝る前に薬用リップでしっかりケアをした唇の柔らかさなんて誰も知らなくても、
抑えきれない想いが、色香を漂わせるんじゃないかと。
そうだったらいいのにな、と思うのです。
だって恋をした女の子の唇はすぐにカラカラに乾いてしまうし、
チークなんていらないくらい、頬を染めてしまうものなんだから♡
なんてことを、お花を見てるとつい考えてしまう。
それはきっと、女の本能なのだろう。