15
10月
2009
ナツノキヲク
風が吹いて、小さな小さなキンモクセイの花がアスファルトに色をつけています。
ランダムで、でも今にも歌いだしそうに、リズミカル。
テキスタイルにして、カフスが長めの丸襟のシャツと短いスカートを作りたいのにと、ぼんやり思う。
曇ったグレーに、鮮やかなオレンジの妖精の帽子。
ぜったいカワイイのに。
朝夕の肌寒さが増しています。
こうして、暑かった夏の記憶は、少しずつ薄れていくのかな。
照りつける陽射しと、ヒリヒリするような痛みや、のぼせあがるような熱も。
肌で感じていたことが、まるでウソみたいに。
“2009.summer”とかいうサックスブルーのフォルダにすっぽりと収まって、
いつの間にか、頭の中の、ずっとずっと奥の方に行儀良く並ぶんだろうか。
・・・ワスレタクナイヨ。
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