『Dreamgirls』試写会へ。
あぁ、待ってました、映画『Dreamgirls』。
行ってきましたよ、試写会へ。
もう何から言っていいかわからない…。
今までこんなに興奮した映画ってないんですよ。
だってだいたいどんな映画もドラマもスクリーンの中、
テレビの中の作り物でしかなかったし、感情移入できても限度がある。
でもこの『Dreamgirls』は違うの。
物心ついた頃からずっと舞台に立って歌を歌っていた私にとって、
あまりにもリアルすぎる作品。生々しくて客観視できない!
もちろん話の規模や設定なんてまったく違うけど(違いすぎるよ)、
追いかける夢、目指すもののベクトルがピッタリ重なるんだよね。
今はまた少しカタチが違うけど。
スポットライトが当たるから影ができる、表を魅せるから裏ができる。
それは必然なのだけど、得るものと同時に失うものが大きくて
どうしようもなく胸が引き裂かれそうになる。
だた“歌いたい”それだけなのに。
そんな複雑な想いを抱きながら、でも心から楽しめた。
サントラをしっかりガッツリ聴いて行ったもんだから、
まるで大好きなアーティストのライヴでも観てるような気分で、
じっと黙って座ってなきゃいけないのがどれだけ辛かったか…。
曲が終わったら拍手したいよ!なんなら一緒に歌ったろかい!
衣装も振りもコーラスワークもすごく可愛い。
ガールズグループって、いいな。
もうね最初から最後まで、大好物の料理がズラリ目の前に並んでる感じなの。
しかもグレイビーソースのたっぷりかかったジューシーなやつ。
これっていつものように普通に映画を観に来る感覚の人には
濃すぎるんじゃないだろうか…胃もたれしないかな?
私は大満足ですけど。「あ〜、食った食った♪」ですよ。
評判通り、ジェニファー・ハドソンは素晴らしかった。
ビヨンセの“Listen”、泣きました。そして美しい。
個人的にはエディ・マーフィーが良かったです。あのやんちゃっぷりね。
「オレからソウルを取り上げるな!」って感じが、クラクラするほど男前。
ちなみに相方のtkv氏は完全にジェイミー・フォックス演じるカーティス目線で、
極端ではあるけどあのやり方は‘アリ’だそうです。
観点が全然違うので面白い。
色んな想いがまだ心の中で転がってる。
サントラを聴いて、また何度でも観たくなる。
そんな映画です。
公開されたら、もっかい観よ♪
chie.