♪Incognito with Leon Ware♪
インコグニート with リオン・ウェア、観てきました♪
空の色が、淡いブルーからオレンジやピンクを含んで、濃紺へと変わる時間。
いつの間にか積雲が巻雲に変わってる。まとわりつくような暑さはもうない。
そんな、夏の日の宵。
ブルーノートなどで1stステージを観るのはわりと珍しい方だけど、
ホントにもうあっという間に席がなくなってしまって、選ぶ余裕なんてない!
長い間途切れることなく作品を発表し続けて、来日公演も欠かさないのに、
ライブの評判は決して落ちないんだもの。胸も高鳴るったら!
インコグニートを観るのはかなり久しぶりでしたが、やはり素晴らしい演奏。
楽器ひとつひとつの音が、とてもバランス良く、どれかが出過ぎることもなく、
上品なグルーヴを生んで会場を包む。この安定感はさすが。。
キッチリ決まるホーンのシンコペーションが、たまらなく気持ちいい!
男女3人のヴォーカリストもそれぞれの声質が際立つ、いいメンバーだなぁ。
イギリス、アメリカ、ドイツ、イタリア、ジャマイカ、ロシア、トリニダード・トバゴ・・・
人種も国籍もバラバラのミュージシャンたちが、満面の笑顔で演奏してる。
音楽に向かってひとつになる様は、バンドというよりも“チーム”という感じ。
控えめにギターを弾くブルーイの人柄が、きっとこうさせるんだろうな。
そして御大リオン様!
彼が笑うと、みんなが笑う。柔らかな優しさを振りまいてくれる。
女性シンガーの腰に手を回して歌う姿を、いつまでも観ていたいなって思います。
インコグニートの演奏で歌う“I Want You”は、ブルーイのリオンに対する敬意の塊。
色々な“愛”を感じる共演でした。あたたかくて良かった!!
「世界はひとつになれる」ということを、音楽で証明するブルーイ。
自分と違う人を認めて、その個性を受け入れる。
それを実際にカタチにしていくことは、すごく難しいことに違いないのに。
そして日本への愛情も、いつも忘れることなく持ち続けてくれている。
ステージが終わって「ありがとうございました」という言葉が、心から出てきました。
いいライブを観ることができました。ありがとうございました☆