26
9月
2010
雨の中。
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背後から忍び寄る雨の気配。
羽根を逆立てて、感じ取る。
このあと、彼らはどこで雨宿りをしたんだろう。
木の枝にとまったのか。
軒下で身を寄せたのか。
雨の中、ある一軒家の玄関の前でうずくまっている野良猫がいたよ。
少し寒そうに、前足を引っ込めて丸くなってた。
しろくろのねこ。
思わず連れて帰りたくなったけど、もうすっかり大人の猫だったので遠慮した。
それ以上近づけば、サッと逃げるだろうし、
彼は彼なりに、ここまで生きてきたのだろうから。
中途半端に手を差し伸べるのは、きっと失礼に当たるはずだ。
そうしてみんな、生きていくのだ。
時には、独りで。
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