17
6月
2010
イキテル。
朝の忙しい街の片隅で、アゲハ蝶がヒラヒラ飛んでいました。
蜜を吸うため、七変化の花の周りを行ったり来たり。
ちぎれた片方の羽が、痛々しい。
彼等にとって羽に受けた傷は、きっと致命的なはず。
それでもうまくバランスをとりながら飛んで飛んで、
失ったものをかばい、補いながら、この先も生きていく。
そして私の頭上をシュンッと飛んでいく、ツバメ。
去年、空になった巣を覗くと、また新しい命がさえずっていました。
嬉しくて、なんだか泣けてくる。
みんな、みんな、生きてる。
急に襲ってきたヒドイ頭痛も、スタジオに入って歌うと嘘みたいに治ってた。
あ、わたしも、生きてる。
猫がだらしなく仰向けで寝ている、梅雨の合間の暑い日でした。
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