07
11月
2012
今朝の冬。
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朝6時。窓の外は濃霧。
高原にでもいるように、幻想的で、神秘的。
ガラスに触れるとキンと冷たくて、細かい水の粒が繋がって、指のカタチの跡になる。
息を吹きかけるとまた白く曇って、ようやく自分の体温を知る。
そしていつの間にか、陽は昇り、朝が来る。
雨に打たれて落ちた花びらはまだ、水滴を蓄えてる。
天気の移り変わりが好き。
夏の陽射しを避けて汗を拭いたり、厚手のコートを羽織ったり、暖かい風を受けたり。
とりわけ、雨の日のカサは好き。
誰もがカサをさす。老若男女問わず、みんなが当たり前のようにさす。
にわか雨に、街中がざわめき出す。
こんなふうに人々をいっせいに動かすことが出来るのは、お天気だけなのかなぁって。
生活と直結してる空模様は、やっぱり気になる。
毎日、気になる。
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