Al Green『Lay It Down』
なんとなくモヤモヤした気持ちのまま、なんとなく久しぶりに聴き直した1枚。
ダメだ・・・完全にノックアウト。
もう1曲目のイントロから、堰を切ったように溢れ出す涙。
ヤダ・・・もう・・・、タスケテ。鼻水が。嗚咽が。
些細なことにも反応してしまう今の私にとって、この優しさはむしろ刺激が強すぎる。
アルの歌声とラリー・ゴールドの柔らかなストリングスに、心を掴まれて離れられない。
ティッシュでは追いつかず、タオルで顔を覆う始末・・・。
ジェイムス・ポイザーの、切なくグルーヴィに鳴る泣きのオルガン、
クエストラブの少し籠ったキックとまろやかなスネアの音、
で、主張しすぎず寄り添うホーンは・・・ダップ・キングス。。
一緒に歌うアンソニー・ハミルトン、コリーヌ・ベイリー・レイ、ジョン・レジェンド。
これだけでホント、カンベンして下さい!って言いたくなるほどだけど、
コーラスにはジャグアー・ライト。って、スゴすぎます。フィリー勢、大活躍。
でもこれだけのメンツが集まっているのに、アルの世界がしっかり出来上がってるのがまたスゴイ。
ありえないくらい、素晴らしい作品です。
いっぱい泣いたら、少しスッキリ。
こうしてカラダの、ココロの老廃物は、どんどん追い出しちゃおう。
どんなに迷っても悩んでも、音楽さえあればなんとかなるでしょ!