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06 2月 2007

インディア・アリー、AXにて。

行ってきました、渋谷AX。インディア・アリー。
しかもひとりで。シブいだろ。

Opening actは『Superfly』という男女ユニットでした。
4月にデビューが決まっているそうです。
“Superfly”というくらいだから結構ブラックなのかなと思いましたが、
サポートを加えて6人編成のバンド形式、ロックでしたね。
でも山本リンダさんのようなサイケデリックな雰囲気もあり、
とてもソウルフルなヴォーカルが良かったです。
Opening actといってもこれくらいちゃんとしてると楽しめますよね。
なにせホラ、去年のNe-Yoの時が…なんていうか、アレだったじゃないですか。

で、転換を終えていよいよ登場したインディア…

 

1曲目は「I Am Not My Hair」。いきなり聴けるなんて。
鮮やかなオレンジ色の布(のようなもの)を頭に巻き、身にまとって歌いながら
曲の途中でサングラスと一緒にそれを脱ぎ捨てると、リーラ・ジェイムスや
マーヴァ・キングのようなヴォリュームたっぷりのアフロヘアと
真っ白なカシュクールのワンピース姿になる。

“I Am Not My Hair”

あまりの潔さに、インディアの歌う姿が滲んで見えてしまう…ぐしぐし。
どんな髪型だって何を着てたって、この身ひとつで勝負できるという、強さ。
私も欲しい。あんなふうになりたいよ。

それからはもうすっかり彼女のペース。
というか不思議なテンションなんだよね。ライヴだからといって
はしゃいだりする感じでもなく、本当にフラリと日本に来て
いつものように歌う、って感じ。実に、なんでもなげ。
まるで部屋に遊びに来た友達とおしゃべりでもするみたいに、
でも聞き取りやすいようにゆっくりと話をして、そのまま歌になる。
ちなみに私はひとりだったので、ほとんど理解出来ず…。
誰か…ねぇ、誰か…。ささやいて、プリーズ。

あぁ、なんてナチュラルなんだろう。
フレンドリーなのとも違う、このフラット感。
ステージに立ってはいるけど、上から見てもいないし媚びてもいない。
飾らないって、カッコいいな…。
でもね、ちょっとしたステップとか身につけた小物の使い方なんかを見てると
すごくセンスの良い人だとわかるよ。ちゃんと“魅せ方”を心得た人です。

後半はほとんどギターを手放すことなく、言葉とメロディを真っすぐ伝える。
バンドもしっかり仕切って、完全にインディアワールド!
お母さんを連れてきて一緒に歌った時は、涙を拭ってたみたい。
(しかもお母さん、若っ!スカート短っ!ほんで歌うまっ!!)

ライヴが終わる頃にはもう、なんだか友達みたいな気分になったよ。
本音でわかり合える親友みたいな、包み込むような空気を持っている人でした。

ん〜、いいものを観たわ。
見習うとこだらけで、逆に落ち込みそうですが…。
長くなってごめんね。

 

chie.

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