23
10月
2012
広く広く。
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散った花を、しゃがみ込んで眺める。
小さな小さな妖精たちが、走り回って追いかけっこして、
手を繋いで輪になって、歌って踊ってクルクル回って転がって。
夢中になって遊んで、橙色の帽子を忘れて行ったんだろうな、きっと。
なんて、頭の中で動き出す。
これはかなり、おめでたい。
自覚はまぁ一応、あるつもり。
だけど、あーバカバカしいって、妄想をやめないのが私のルール。
頭の中に広がる世界は自由なんだから、どこまで走ったっていいの。
発想やひらめきは、狭い柵の中では生まれないのよ。
引田天功さんちのお庭くらいの、広大なフィールドを持っていたい。
当たり前なことに、甘んじない。
広く広く、やわらかく。
いつまでもいつまでも、見ていられるよ。
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